アミノ酸…。
皆さんも「必須アミノ酸」など生活の中でよく耳にされる単語ではないでしょうか?
EGFは53個の「アミノ酸」で出来ています。
53個のアミノ酸が、あまり結合力の強くない水素結合と、シスチンと呼ばれる―S―S-の複雑な立体構造で配置されているのが「EGF」です。
この構造をもったEGFが、細胞の受容体に「鍵」として受容され、細胞を活性化させるわけです。
上記で示したとおり結合力があまり強くなく、かつ複雑な配置で成り立っているEGFは、日光が当たったり、高温に晒されたりすると立体構造を保持できなくなります。
そしてこれらの要因によりこの立体構造が崩れてしまうとEGFはその効果を発揮できなくなってしまうのです。
EGFがアミノ酸で繋がったものだ、というのはご理解いただけたでしょうか?
次にアミノ酸は具体的にはどのようなものなのかを説明させていただきます。
科学的な定義では、アミノ酸は
「カルボキシル基(-COOH)とアミノ基(-NH2)が同じ炭素原子に結合している有機化合物」
のことです。
アミノ酸の特徴として、アミド結合(ペプチド結合)という種類の結合により
により長く繋がってタンパク質になることが知られています。
生体内では約20種類のアミノ酸と、一部変性体のみ、これらがペプチド結合を繰り返すことで、体をつくっている全てのタンパク質を合成することができます。
EGFは、上述の20種のアミノ酸から適切に選ばれたアミノ酸を53個繋げていって、EGFを作っています。
それでは20種のアミノ酸から必要なアミノ酸を適切に53個並べるため、
適切な順番を記したものがDNAです。
DNAはいわば音楽の原版のような存在です。
EGFを表すDNAの箇所はまずmRNA(メッセンジャーRNA)というものにコピーされます。
このmRNA上をリボソームというスキャナの働きをするタンパク質で読み取り、読み取った情報どおりに、それぞれの役割を果たすアミノ酸を並べ、つないでいくことでEGFが作られていくのです。